今年の住宅相談まとめ

今年も無料住宅相談にお問い合わせいただきありがとうございました。

ＴＯＭＯ設計ホームページを見ていただいている皆様の住宅建築の参考になると思い、今年頂いた相談内容をまとめました。

当然ですが、高性能な住宅に関する相談が多かったです。
エコハウス・パッシブ設計・耐震等級３・UA値・気密性能・省エネ住宅・燃費性能・建築費用・土地探しなどでした。

UA値・C値などの専門用語も、コンサル中に頻繁に出るようになりました。
単なる高断熱高気密住宅や暖かい家、地震に強いなどの曖昧な営業トークからでは得ることができない温熱や耐震性能がよく分かったと言っていただけました。

断熱性能や耐震性能、構造計算などはクライアントには分かりにくいのですが、できるだけ一般の方にわかっていただけるようご説明いたしました。

相談者の中には、今まで聞いたどの会社よりも詳しく知識が豊富ですねとお褒めの言葉をいただきました。

近頃の建築費用の高止まり、建材・住設機器の値上げや品不足などの影響で、建築資金の問題が大きくなっています。

そこで、私は住宅面積をプランの工夫により少し小さくするのを提案しています。
面積を小さくしますが、断熱・気密性能、耐震性能は最高を目指します。

建築費用を面積から性能にシフトします。そうすると毎年の電気代や灯油代などのエネルギー費用が大幅に削減できて、尚且つ健康に良い快適な住宅が建てられます。

つまり、快適性も手に入れて、住宅ローンの毎月の返済も楽になるわけです。
この逆をやってしまうと、ローン返済額は同じでも、毎年暖房や冷房の費用がかさむだけでなく、結露や温度差のある空間で大変不快な思いをローン完済まで続けることになります。

今年は、もう少し建築を待ってみたらとコンサルした方がかなりいらっしゃいました。住宅のシェープアップの提案と建築費用の関係、使用したい機器が手に入らないなど、考慮することが多く発生した一年でした。

来年も住宅相談を頑張りますので、よろしくお願いいたします。