これからの家づくり

「そんなに古くない家ですが、結露がある、ちょっと寒い、隙間風があるような、暖房費がかかる、などを直したい」との問い合わせがありました。

この原因は、家の断熱性能が悪いことが主因です。

家が完成した後から断熱性能を上げるにはかなり費用がかかるので、新築計画の時点でぜひご相談に来ていただきたいです。

断熱性能が悪いと、外気と室内の温度差が大きく、結露や冷気の侵入がおきます。
さらに、室内を快適に保つためには、暖房や冷房を多く使用する必要があり、暖冷房コストの増加につながります。
新築計画の時点からエコハウスの家づくりをするのが良いと強く思っております。

エコハウス、(省エネ住宅)(高断熱高気密住宅)は、外気と室内の温度差を小さくし、結露や冷気の侵入を防ぎます。また、暖房や冷房のエネルギー消費も低くなりますので、エネルギーコストを縮小できます。エコハウスにより快適な室内環境をつくることで、健康的でかつ生活の質がアップします。

TOMO設計では、新築計画の時点で、お客様のご要望や予算に合わせて、最適なエコハウスの家づくりをご提案します。

さらに、ご相談の中で、省エネ基準改正前に安い住宅を駆け込み購入させるハウスメーカーについてのお話がありました。

2025年度から、新築住宅は省エネルギー基準に適合することが義務付けられます。この基準は、要約すると断熱性やエネルギー消費性能を高めることにあります。住宅の長寿命化や光熱費の削減につながります。
しかし、この基準に適合する住宅は、従来の住宅よりも建築費が高くなるのがほとんどです。

そこで、一部のハウスメーカーは、省エネ基準改正前に安い住宅を駆け込み購入させるような営業を行っているようなお話でした。
現在の省エネ基準に適合していて、さらに「国の基準の最高性能です」と言われれば、そう思いますよね。間違いではないですけどね…
しかし、あと数年で標準的な基準になってしまいます。この上の基準ができるので。

つまり低品質な住宅を、低価格や短納期などをアピールすることで魅力的に見せかけているわけです。しかし、このような住宅は、将来的に大きな損失になる恐れがあります。

新しい省エネ基準の上位等級に適合した住宅は、確かに高価格になりますが、長期的に見ればエネルギー費用の削減で経済的になるし、なにしろ快適性は大幅にアップするので家族の健康にも良いし環境にも貢献します。

でもね、「予算的に合わなければ建てられないじゃないか」と思いますよね。
そこで、TOMO設計としては、設計力で工夫してカバーすることを提案しています。

面積を少し削減したプランを提出いたします。家族構成から考えた効率と住みやすさのバランス、無駄の排除、抜けの空間などを生かした広がりのあるプランの提案を行います。
長期利用を考慮した素材の活用、ラミネート貼建材の不使用、メンテナンスを最小化するためのノウハウをご提案します。
エネルギー削減しながらも快適性を追求した暖冷房や空調のご提案を行います。
日射エネルギーの利用による暖房削減、日射遮蔽による冷房削減、湿度調整による快適性向上、パッシブ設計のご提案を行います。

お知らせ

次の記事

建築コンサルタント